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Hej!スウェーデン在住の星野夫婦です

こんにちは。

スウェーデンで暮らして4年目、日本人夫婦+小学生きょうだい(10歳の娘と5歳の息子)の4人家族です。

上の娘はスウェーデン語と日本語を使いこなして友達もでき、日々成長中。

下の息子はまだ小さいながらも、公園と雪遊びには絶大な適応力を見せています。

実は私たち夫婦、結婚前にそれぞれスウェーデンでワーキングホリデーを経験していたという、ちょっと変わった共通点があります。

夫の経歴

夫は30代後半のソフトウェアエンジニア

大学卒業後、日本のIT企業で働いたのち、20代後半でワーキングホリデーを利用してスウェーデンへ渡航。

現地のITコミュニティやカンファレンスに積極的に参加しながら、北欧の働き方や考え方に強く惹かれるようになりました

妻の経歴

妻である私は30代後半で、現在は育児とライター的な情報発信をしながら、現地の暮らしにじわじわ馴染みつつあります。

大学時代の専攻は国際文化。

卒業後は出版社やウェブメディアで働いたあと、20代半ばでワーホリ制度を利用してスウェーデンへ。

ストックホルム郊外の語学学校に通いながら、カフェやデザイン系の仕事を通じて現地の暮らしに触れていきました

数年後にイベントで出会う

当時は2人ともまったく別の地域・時期に渡航していたので、当然面識はありませんでした。

私たちが出会ったのは、帰国後に参加したスウェーデン関連のイベントです。

どういう経緯かは忘れましたが、たまたま話すことになり、「えっ、私も前にスウェーデンに住んでました!」と話が弾んだのが始まりでした。

それぞれ現地でスウェーデン人との恋愛も経験しながら、“スウェーデンに住むとはどういうことか”を肌で感じていたという共通体験が、あっという間に距離を縮めてくれたのを覚えています。

その後、日本で結婚し、仕事や子育てに追われる日々の中で「いつかあの国に、家族で住んでみたいね」という会話が、ふとしたきっかけになりました。

そこからは、夫の転職や子どもの保育園探し、住居や医療のことまで、一つひとつ準備を重ねていきました。

このブログは、そんな私たちが“旅行では見えないスウェーデン”を、日本との違いに焦点を当てながら発信している場所です。

「スウェーデンに住んでみたいね」と言い始めたあの夜

それは、まだ子どもがいなかった頃の、少し肌寒い秋の夜。

日本での生活にもだいぶ慣れ、日々の仕事や暮らしに追われながらも、ふとした瞬間にこんな会話をしていたんです。

星野(妻)

たまに思い出すよね、あの頃のスウェーデン。

星野(夫)

またああいう場所で暮らしてみたいよねー

実は私たち、結婚前にそれぞれスウェーデンでワーホリをしていた経験があります。

夫はヨーテボリ、妻はウプサラ。

お互い知らない土地での生活でしたが、自然体の人間関係や、家族と過ごす時間を大切にする文化に心を惹かれていました

当時、それぞれ現地の人と恋愛も経験しながら、「こういう暮らし方もあるんだな」と感じた日々。

だからこそ、その国の雰囲気が身体に染みついていて、ただの思い出ではなく、“もう一度暮らしたい場所”としてずっと心に残っていたのかもしれません。

「スウェーデンって、やっぱりいい国だったよね」

そう口にした瞬間から、私たちの中で“移住”が一気に現実味を帯び始めた気がします。

調べれば調べるほど、気になる国だった

あの夜をきっかけに、空いた時間にスウェーデンのことを改めて調べるようになりました。

もちろん、ワーホリ時代にもある程度の情報は集めていたし、住んでいた実感もありました。

でも“長く暮らす”という目線で見直してみると、当時は見えていなかった現実や制度のしくみが、どんどん新しく見えてきたんです。

物価、家賃、子育て支援、医療制度、教育環境、税金、働き方の文化。

「体験としての1年」と「生活としての数年」では、調べる内容も深さもまるで違っていました。

星野(妻)

あのときは“楽しい”で済んでたけど、実際に子どもを育てるとなると…

星野(夫)

でも逆に、日本では無理だと思ってたことが、ここなら現実になるかもね!

そんな会話を重ねながら、漠然とした憧れが、現実的な選択肢として形を持ち始めていったのを覚えています。

そしてちょうどその頃、夫が関わっていた国際案件で、スウェーデン企業との協業のチャンスが。

「この流れ、逃す手はないかもしれないね」

そのタイミングが、移住というアイデアに現実味を与えてくれました。

「行ってみようか。家族でスウェーデンに」

もちろん、すぐに「よし、行こう」と決められたわけではありません。

仕事、家族、友人、子どもたちの学校、日本で築いてきた暮らし。

どれも大切だったし、それを一度ゼロからにする勇気が必要でした。

でも、不思議なことに、「やってみたい気持ち」が少しずつ勝っていったんです。

夫婦ともにワーホリで暮らしていた経験があったから、未知の国という不安は薄く、むしろ“もう一度ちゃんと向き合ってみたい”という感覚の方が強かった

星野(夫)

今なら、前よりも暮らしに本気で向き合えるかもしれないね!

星野(妻)

うん、子どもが小さい今だからこそ、環境を変えるならここだよね!

そんな会話の積み重ねが、決断につながっていきました。

夫の転職が決まり、移住先の地域もだいたい決まり、現地の教育制度や医療の手続き、持ち物リストまで、本格的な準備が始まりました。

出発前に準備したこと
  • 現地の保育園・学校の空き状況を確認
  • 子どもの予防接種の記録を翻訳・整理
  • 長期滞在に備えた荷物と契約まわりの見直し

最初は憧れだったはずのスウェーデン暮らし。

気づけば「出発日」がカレンダーにマークされ、私たち家族の新しい日常が動き始めていました。

「えっ、これって“普通”じゃないの…?」

スウェーデンでの暮らしが始まってまず感じたのは、過去のワーホリ生活とはまったく違う“リアルな違和感”でした。

若い頃にひとりで生活していたときには気づかなかったことが、家族で暮らすことでいっそう鮮明に見えてきたんです。

たとえば、スーパーのレジで現金を出すと「カードかアプリでお願いします」と言われる

タクシーに乗るにもアプリ操作が前提、トイレすらスマホ決済じゃないと入れない

夜9時を過ぎても外が明るくて、体感時間とズレてしまうのは、子どもたちの寝かしつけにも影響が出ました。

娘を現地校に通わせてみれば、宿題がほぼ出ないことに驚き、成績表も年1回だけ。

保育園には連絡帳もなく、「今日なにしてたのかな?」と先生に聞いても「いっぱい遊びましたよ〜」のひとこと。

例えばこんな違いも…
  • 医療の予約は電話かWebから
  • 誕生日パーティーに親は同席せず「送迎のみ」
  • バス停の時刻表は「目安」でしかない

旅行やワーホリではスルーできた違いも、暮らすとなると一つ一つが“選択”や“判断”に直結してきます。

でも、ふとした瞬間に思いました。

「ああ、これは“旅行”では絶対に見えなかったな」

日本では当たり前だった習慣や価値観が、ここではまるで通用しない。

最初は戸惑ってばかりでしたが、その経験自体が、家族の絆や価値観を見つめ直すきっかけになった気がしています。

そして、「この違和感こそが、誰かにとってのヒントになるかもしれない」と思ったとき――

私たちはこのブログを始めることにしたんです。

このブログで伝えたいのは、「違い」に出会う面白さ

スウェーデンに来るのは、私たち夫婦にとって初めてではありません。

独身時代、それぞれワーキングホリデーでこの国に暮らしていた経験がありました。

でも、「旅行でもワーホリでも見えなかった“リアルな違い”」に出会えたのは、家族で移住してから

言葉の壁、文化の違い、生活習慣のズレ。

そしてそれを、子どもと一緒に体験するということ

最初は不安ばかりで、「こんなはずじゃなかった…」と思う日もありました。

でも、そうした“違い”の中でこそ、自分たちの暮らし方や価値観を見直すきっかけがいくつも見つかったんです。

「日本ではこうだったけど、スウェーデンではこうなる」

そうやって比べながら考えること自体が、すごく面白かった

このブログで扱っていること
  • スウェーデンの生活費・家賃・物価感覚
  • 子育てや学校生活、日本とのギャップ
  • ワーホリや移住前の準備、制度の違い
  • 現地での恋愛事情や文化行事
  • 交通・買い物・医療など日常生活のあれこれ

旅行じゃ見えない。ワーホリでも気づかない。

でも「暮らしてみたら見えた」違いがある。

このブログは、そんな“暮らす人目線”で見えたスウェーデンのあれこれを、日本との違いをお届けしています。

今スウェーデンに興味がある方、いつか移住を考えている方、

ただちょっと違う価値観を覗いてみたい方、旅行に行ってみたいなという方。

どんな方にも、ここで何かひとつ、新しい発見があればうれしいです。

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