スウェーデンに移住や旅行するにあたり、
「スウェーデンって物価が高いけど、食費はどれくらい?」
「食費はどれくらいかかる?」
など、食べることにかかる費用は把握しておきたいですよね。
私もスウェーデンでの生活が始まったときは、まず気になったのが「食費が高い!」ということでした。
そこでこの記事では、スウェーデンの食習慣やフィーカー文化、食費事情について詳しくご紹介します!
スウェーデンの食習慣と食費事情
スウェーデン人は1日何食?
スウェーデンでは基本的に1日3食が定番なんです。朝ごはん(フルコスト)、お昼ごはん(ランチ)、夜ごはん(ミッダグ)という感じで、シンプルだけどしっかりした食事のリズムがあります。私がスウェーデンに来て驚いたのは、特にランチの重要度の高さ。仕事の合間でもちゃんと時間を確保して、温かい料理をしっかり食べるのが一般的なんですよ。
一方で、夕食は日本のように「一日のメインイベント!」って感じではなく、家族でリラックスしながら食べるのが主流なんです。例えば、「スープにパンを合わせて簡単に済ませる」みたいなスタイルもよく見かけます。最初は「え、夜ごはんこれだけでいいの?」って思いましたが、慣れるとこれが意外と心地よくて気に入っています。
それから、スウェーデン特有の文化といえば「フィーカー」。コーヒーやお茶を飲みながら、スイーツを楽しむ休憩時間のことなんですが、これが1日1回、多い人だと2回くらい日常に組み込まれてるんです。私も最初は「甘いもの食べ過ぎじゃないの?」なんて思ってたけど、今ではすっかりフィーカーの虜。ちょっと一息つく時間があると、なんだか気持ちがリセットされるんですよね。
スウェーデンの日常的な食事
スウェーデンの食事は、シンプルだけど栄養バランスがよくて飽きないのが特徴です。朝ごはんはパンにチーズやハムをのせたり、シリアルやヨーグルトを食べたりするのが定番で、軽めに済ませることが多いですね。でも、ゆで卵をプラスしたり、フルーツを添えたりして、意外とバリエーション豊かなんです。私も「今日は何を乗せようかな?」って考えるのが楽しくなりました。
昼ごはんや夜ごはんになると、ミートボールやサーモンといったスウェーデンらしい料理が登場します。ポテトが主食代わりみたいな存在で、茹でたりマッシュにしたり、色んな形でお皿に乗ってきます。最初は「ポテトばっかり…」って思ったけど、意外と飽きないし、どんな料理にも合うんですよね。
それと、スウェーデンってベリー類が豊富なんです。地元産のベリーを使ったジャムやスイーツがどれも絶品で、特にフィーカータイムに登場するシナモンロール(カネルブッレ)との相性が最高です!カフェで食べてもいいし、スーパーで買ったり手作りしたりして、自宅で楽しむのもオススメですよ。
食費はどれくらいかかる?
スウェーデンの食費、正直なところ日本よりちょっと高めです。私も移住したての頃、スーパーで買い物をして「え、これでこんなにするの?」ってレジでドキッとしたのを覚えています(笑)。1人あたりの月の食費はだいたい3,000~5,000クローナ(約4万~7万円)が平均的みたいです。でも、これは住んでいる場所によっても変わるんですよね。ストックホルムみたいな首都圏だと、特に食材や外食費が高いです。
ただ、節約する方法はいくらでもあります!例えば、自炊をメインにすれば食費をかなり抑えられるんです。スーパーで地元産の野菜や食材を選ぶと新鮮だし、価格も抑えめ。私も週末にまとめ買いして、冷凍保存をうまく活用しながら節約しています。
外食と自炊の違い
スウェーデンで外食する場合、ランチ1回で100~150クローナ(約1,400~2,100円)、ディナーになると200クローナ(約2,800円)以上かかることが普通です。さらに、フィーカーでカフェに行くと、コーヒー1杯とスイーツで50~80クローナ(約700~1,100円)。何気なく外食を重ねると、すぐに出費がかさんじゃうんですよね。
その代わり、自炊をすると1食あたりのコストをかなり抑えられます。私も地元のスーパーでパンや加工肉、旬の野菜を買って、簡単な料理を作るようにしています。ポテトを茹でてバターをのせるだけでも意外と美味しいし、冷凍野菜をスープにしたりして工夫するだけで立派な食事になりますよ。
特に、日本食材が手に入るお店を知っておくと、和食を作る楽しみも増えますよ。
それから、「今日はちょっとカフェ気分だけど節約したいな」って日は、自宅でコーヒーを淹れてスーパーで買ったシナモンロールを添えるだけでフィーカー気分を満喫できるんです。これが意外と充実感あるんですよね。
食費を抑えるポイント
スウェーデンの食品価格が高い理由には、高い税率やオーガニック食品への需要の高さがあります。でも、節約しながら食を楽しむ方法もたくさんあります。
まずは、地元産の季節の食材を選ぶこと。旬のものは新鮮で美味しいだけじゃなく、価格も比較的抑えめです。それと、スーパーのセールやまとめ買いを活用するのも節約のポイント!私もチラシをチェックして、お得な商品を見つけるのがちょっとした楽しみになってます(笑)。
また、外食の頻度を抑えて、自宅で手作りフィーカーを楽しむのもいいですよ。お気に入りのコーヒー豆を見つけて、自分で淹れるだけでも特別感がありますし、手作りスイーツに挑戦するのも楽しいです。私は最近、簡単なシナモンロール作りにハマっていて、焼きたての香りが家中に広がると「これぞ贅沢!」って気分になります。
フィーカーとは何?その文化的背景
フィーカーってどんな文化?
スウェーデンに移住して、一番「いいな!」って思ったのが、フィーカー(Fika)の文化です。簡単に言うと、コーヒーを飲みながらスイーツを楽しむ休憩時間なんですけど、これがただのコーヒーブレイクじゃないんですよ。友達や家族、同僚と一緒に過ごして、リラックスしながらおしゃべりを楽しむ、いわば心の栄養タイムなんです。
実は「Fika」って言葉、スウェーデン語の「Kaffe(コーヒー)」を逆さにした「fika」が由来らしいんです。面白いですよね。歴史をひも解くと、18世紀にはコーヒーが一時期禁止されてた時代もあったんですが、それでもスウェーデン人の「コーヒー愛」は衰えず、今では生活の一部にまで根付いています。
1日2回が基本!フィーカーのタイミング
スウェーデンでは、フィーカーを1日に2回楽しむのが一般的なんです。伝統的には午前10時ごろと午後3時ごろ。この時間になると、職場でも家庭でも自然と「そろそろフィーカーにしようか」ってムードになります。私が初めてスウェーデンの職場で働いたときも、最初は「え、みんな仕事中にこんなにリラックスしていいの?」ってびっくりしました。でも、これが当たり前なんですよね。実際、同僚との距離感も縮まるし、気分転換になって午後からの仕事がスムーズに進むんです。
家族と一緒に過ごすフィーカーもいいですよ。休日の午後、みんなでお菓子を囲んでゆったり過ごす時間は、本当に心がほっとします。
フィーカーの主役はやっぱりコーヒーとスイーツ
フィーカーに欠かせないのが、コーヒーとスイーツです。スウェーデン人はとにかくコーヒーが大好きで、特にブラックコーヒーが主流。そこにシナモンロール(Kanelbulle)やクッキーを合わせるのが定番スタイルです。シナモンロールなんて国民的スイーツとも言われていて、年間で1人当たり約230個も消費してるっていう話、すごくないですか?
他にもセムラというクリームたっぷりのパン菓子や、クッキー、チョコレートケーキなど、いろいろなスイーツが楽しめます。私も初めてシナモンロールを食べたとき、その香りと甘さに「これ、毎日でも食べたい!」って思っちゃいました。
フィーカーがもたらすもの
フィーカーって単なる休憩時間じゃなくて、スウェーデン人の日常に欠かせない大切な文化なんです。友達や同僚と一緒に過ごすことで絆が深まるし、リフレッシュできるから作業効率もアップ。家庭で家族と楽しむフィーカーは、家族のコミュニケーションを円滑にする時間にもなります。
私も仕事や家事に追われてるときに、「ちょっとフィーカーしよう」って立ち止まることで気持ちに余裕が生まれるんです。スウェーデン人がこんなにリラックスして暮らせるのも、この文化のおかげかな、なんて思ったりします。
日本でフィーカーを楽しむには?
日本でもフィーカーを取り入れるのは簡単です!まず、コーヒーとスイーツを用意して、ほっと一息つける時間を作ることから始めてみてください。シナモンロールやクッキーならスーパーやベーカリーでも手に入りますし、手作りしてみるのもいいかもしれません。
さらに、ちょっとスウェーデン風のインテリアや食器を取り入れると、一気に雰囲気が出ますよ。そして、せっかくなら友人や家族を招いて、一緒におしゃべりを楽しむと、フィーカーらしい「つながり」を感じられる時間になると思います。
スウェーデンのお土産でお菓子を買って帰って、日本でフィーカーをやってみるのもいいかもしれません。
フィーカーにかかる費用とその内訳
スウェーデンで購入できるコーヒーの価格帯
スウェーデンといえば、やっぱりコーヒーなんですよね。ここではコーヒーを飲むのが日常の一部というか、文化そのものなんです。私も移住してすぐ「これが噂のフィーカーか!」とワクワクしながらカフェに入りましたが、正直なところ、最初はその価格にびっくりしました(笑)。
一般的なカフェで普通のブラックコーヒーを頼むと、だいたい40~60クローナ(日本円で約500~800円)。「これ、ちょっと高くない?」って思いましたよ。でも、ストックホルムみたいな都市部ではさらに高いところもあって、オーガニックとか高品質の豆を使ってるお店だと1杯80クローナ(約1,000円)以上なんてこともザラです。
一方で、チェーン店やスーパーでテイクアウト用に買うと、もっとお手頃な価格のものもあります。私は、仕事の合間に手軽に済ませたいときは、地元のカフェチェーンでコーヒーを買うことが多いです。たとえば、シンプルなブラックコーヒーやカプチーノ、ラテなんか、選択肢が本当に豊富で、どれを選ぶか迷っちゃいますね。
スウェーデンスイーツの種類と価格
フィーカーといえば、コーヒーだけじゃなくてスイーツが欠かせません!スウェーデンでは、シナモンロール(カネルブッレ)がまさに定番中の定番なんです。これ、本当にどこに行っても売ってるんですよね。価格はだいたい25~40クローナ(約300~500円)くらいで、甘さ控えめの生地にシナモンの香りが絶妙。私も最初は「こんなに大きいの食べられるかな?」と思ったけど、一口食べたらペロリでした(笑)。
他にも「カルダモンロール」や季節限定の「セムラ」なんかも人気があります。特にセムラは、クリームとアーモンドペーストがたっぷり挟まれた伝統的な菓子パンで、価格は40~60クローナ(約500~800円)くらい。これ、季節限定なので見かけたらぜひ試してみてほしいです。
また、カフェにはケーキやクッキーみたいな焼き菓子もいっぱいあって、どれも美味しそうで目移りしちゃいます。私のオススメは、バターたっぷりのショートブレッド風クッキー。これ、コーヒーにめちゃくちゃ合いますよ!
カフェで楽しむフィーカーの平均価格
カフェでフィーカーを楽しむと、コーヒーとスイーツを合わせて100~150クローナ(約1,300~2,000円)くらいが相場です。ストックホルムみたいな都市部だと、ちょっと高めなことが多いですね。でも、値段が少し高くても、その分リラックスできる雰囲気やおしゃれな内装が楽しめるので、「ここにいるだけで価値があるなぁ」って思えるんです。
それから、お店によってはコーヒーのおかわりが無料っていうところもあるんですよ!私も最初にそれを知ったとき、「えっ、おかわりしていいの!?」って感動しました。コーヒー好きにはたまらないですよね。郊外のカフェだと、もう少しリーズナブルな価格で楽しめることもあって、地元ならではのアットホームな雰囲気が感じられるのも魅力です。
ローカルベーカリーとスーパーでの購入費比較
カフェだけじゃなくて、ローカルベーカリーやスーパーでスイーツを買うのもオススメです。ローカルベーカリーでは、焼きたてのシナモンロールやパンが並んでいて、香りだけでもテンションが上がります。価格は1個30~50クローナ(約400~650円)くらいで、少し高めだけど、その分フレッシュで手作り感がたっぷりなんです。私は週末になると、地元のベーカリーでシナモンロールを買って、家でフィーカーを楽しむのがちょっとした贅沢になってます。
一方で、スーパーに行くと大量生産されたスイーツが売られていて、これがまた手軽で便利なんですよね。価格は20~30クローナ(約250~400円)くらいなので、「今日はちょっと節約したいな」ってときにはぴったりです。ただ、やっぱり味や質はローカルベーカリーの方が上だなぁって感じます。なので、その日の気分や予算に合わせて使い分けるのがいいと思います。
コストを抑えながら満喫する方法
フィーカーを楽しみたいけど、毎回カフェだとやっぱり出費が気になりますよね。そこで、コストを抑えつつ満喫する方法をいくつかご紹介します!
まずは、手作りスイーツ。これが意外と楽しいんです。スウェーデンではシナモンロールやカルダモンロールのレシピが簡単に手に入るので、自分で作るとコストも抑えられるし、焼きたての美味しさを味わえるので一石二鳥です。それから、スーパーで買ったスイーツを、自宅で淹れたコーヒーと一緒に楽しむのもおすすめ。「今日はちょっと贅沢にオーガニックコーヒーにしようかな?」なんて選ぶ時間も楽しいですよ。
それと、ストックホルムなど都市部では、カフェが割引カードやお得なセットメニューを提供していることもあります。私もお気に入りのカフェで割引カードを使っていて、何回か通ううちに「次は無料!」みたいな感じで得した気分になってます(笑)。さらに、ローカルベーカリーでお得な日をチェックするのも節約術のひとつ。お昼過ぎに行くとセール価格になっていることもあるので、時間帯を狙うのもアリですね。
フィーカーを存分に楽しむためのポイント
おすすめのスウェーデンのカフェ巡り
スウェーデンに来たら、現地のカフェでフィーカーを楽しむのは外せませんよね。特に首都ストックホルムには素敵なカフェがたくさんあって、私も時間があるとついカフェ巡りをしちゃいます。
たとえば「Vetekatten」。ここは絶品のシナモンロールと、クラシックな雰囲気が最高なんです。初めて足を踏み入れたとき、シナモンの香りがふわっと広がる店内に思わず「わぁ…」って声が漏れちゃいました。それから、ガムラスタンにある「Kaffekoppen」もおすすめです。歴史ある建物の中にあって、スウェーデンらしい温かみのある雰囲気が楽しめます。どちらのカフェも地元の人たちと自然に会話が生まれる場所で、「ここに住んでてよかったなぁ」と感じる瞬間の一つです。
自宅で楽しむスウェーデンのスイーツ
もし家でフィーカー気分を味わいたいなら、スウェーデンの伝統スイーツを手作りしてみるのも楽しいですよ!中でも人気なのが「シナモンロール(カネルブッレ)」と「セムラ」です。日本でも意外と材料が手に入るので、挑戦しやすいんです。
シナモンロールは、生地にカルダモンを混ぜると本場っぽさがグッと増します。オーブンから漂う香りはたまらなくて、焼き上がりを待つ時間もワクワクです。セムラは少し手間がかかるけど、ふわふわのパンにたっぷりのクリームとアーモンドペーストを詰める作業が楽しくて、出来上がったときの満足感はひとしお。お気に入りのコーヒーと一緒に楽しむと、まるでスウェーデンのカフェにいるような気分になれますよ。
フィーカーを盛り上げる会話のコツ
フィーカーをもっと楽しくするには、やっぱりおしゃべりが欠かせませんよね。スウェーデン人とフィーカーをすると、映画や旅行、最近のニュースなんかがよく話題に上がります。だけど、私が一番盛り上がるなぁと思うのは、その場のスイーツや季節についての話。
たとえば「このシナモンロール、どこのお店より美味しいかも!」とか、「次はどこのカフェに行こうか?」なんて話題。意外とそこから会話がどんどん広がって、気がつけば時間が経ってる、なんてことも多いんです。初対面の人とも、このフィーカーのリラックスした時間があると、不思議と自然に話せちゃうんですよね。
観光で体験するフィーカー文化
もしスウェーデンを観光で訪れるなら、ぜひフィーカー文化を体験するツアーに参加してみてください!私も以前、ガイド付きのカフェ巡りツアーに参加したことがあるんですが、ただ美味しいお菓子を楽しむだけじゃなく、フィーカーの歴史や背景についても知ることができて、とても面白かったんです。
ストックホルムでは、歴史あるベーカリーや人気のカフェを巡るツアーがよく開催されています。ガイドさんが丁寧に説明してくれるので、「スウェーデンの人たちにとってフィーカーってこんなに大切なんだな」って実感できました。観光ついでにちょっと文化的な深掘りをするにはぴったりですよ。
家族や友人と楽しむフィーカー
フィーカーは、家族や友人との絆を深める時間にもぴったりです。自宅で楽しむなら、手作りのスイーツやスーパーで買ったシナモンロール、クッキーを用意してリビングでおしゃべりを楽しむだけでも、十分にスウェーデンらしい時間を味わえます。
また、ちょっとスウェーデン流を取り入れるなら、ピクニック形式もおすすめです。公園や湖のほとりで、温かいコーヒーとスイーツを持ち寄ってのんびり過ごすと、本当に心が和むんですよね。スウェーデンの自然を感じながらのフィーカー、きっと特別な思い出になるはずです。