「映画『ミッドサマー』って実話なの？」「あんな怖い祭り、本当にあるの？」
こんな疑問を持っている人、結構多いんじゃないでしょうか？
スウェーデンに住んでいる私としても、この映画を初めて観たときは「ちょっと待って、こんな夏至祭は存在しないよ！」ってツッコミたくなりました（笑）。
実際のスウェーデンの夏至祭は、恐ろしい儀式とは無縁で、家族や友人と過ごす楽しい祝日なんです。
今回は、映画『ミッドサマー』が実話なのか？スウェーデンの夏至祭とどう違うのか？そして、現地の人たちは映画をどう思っているのか？
私の体験談も交えながら詳しく解説していきます！
映画『ミッドサマー』は実話？怖い祭りは本当にある？
『ミッドサマー』は、美しい映像と不気味なストーリーが印象的な映画ですよね。
でも、「実話なのか？」と言われると、答えはハッキリしています。あれはフィクションです。
じゃあ、映画と実際の夏至祭は何が違うのか？詳しく見ていきましょう。
ミッドサマーと夏至祭の違いを徹底解説
映画『ミッドサマー』では、スウェーデンの伝統的な夏至祭を舞台に、恐ろしい儀式が描かれていますよね。
でも、現実の夏至祭（ミッドサマルフェスティバル）は、そんなホラーとはまったく無縁。
実際の夏至祭は、スウェーデン最大級のお祝いで、家族や友人と自然の恵みを楽しむ平和的なイベントなんです。
- 映画 → 怖い儀式や人身御供がある
- 現実 → 家族で楽しく過ごす祝日
例えば、映画に出てきた”人を崖から突き落とす儀式”なんて、完全に創作。
実際の夏至祭では、みんなでメイポール（柱）を囲んでダンスしたり、花冠を作ったり、美味しい料理を食べたりするのが普通です。
実際に事件や恐ろしい儀式はあるのか
結論から言うと、そんなものはありません！
スウェーデンの夏至祭は、むしろ日本のお花見に近い雰囲気で、みんなで集まってワイワイ楽しむイベントなんです。
確かに、映画に出てきたような白夜や伝統衣装はリアルですが、あの恐ろしい儀式はすべてフィクション。
スウェーデン国内でも、「映画のせいで夏至祭が誤解されるのはちょっと困る…」という声が多いです。
映画『ミッドサマー』へのスウェーデン人の反応は？
スウェーデンの人たちは、この映画をどう思っているのか？
気になりますよね。
映画『ミッドサマー』に対するスウェーデン人の意見
スウェーデン国内では、この映画に対して賛否両論の反応があります。
「スウェーデンの文化を歪めてる！」と怒る人もいれば、「映画なんだから別にいいじゃん」とクールに受け止める人も。
私の周りでも、「ホラー映画としては面白かったけど、スウェーデンの夏至祭をこんな風に描かれるのは微妙…」という意見が多かったですね。
政府や団体は抗議した？風評被害の可能性
スウェーデン観光庁も、「スウェーデンの夏至祭は平和的な祝日」だという声明を出しています。
観光業にとっては、映画の影響で「スウェーデン＝怖い国」と思われるのは困りますからね。
本当の夏至祭は怖くない！現実のスウェーデン文化
映画のイメージを払拭するために、本当の夏至祭について詳しく紹介しますね！
夏至祭の歴史と由来
夏至祭は、太陽の恵みを祝うスウェーデンの伝統行事。
もともとは農業の繁栄を願うお祭りでしたが、今では家族や友人と楽しむイベントになっています。
夏至祭で行われる行事・伝統的な過ごし方
夏至祭では、こんなことをします！
- 野の花で花冠を作る
- メイポールの周りでダンス
- 新じゃがいもやニシンの酢漬けを食べる
- スナップス（お酒）を飲んで歌う
私も実際に参加しましたが、めちゃくちゃ楽しいです！
映画『ミッドサマー』と本当の夏至祭の注意点まとめ
ここまで読んで、「映画と現実の夏至祭、全然違うんだなぁ」と感じたかもしれませんね。
最後に、映画『ミッドサマー』を観る際のポイントと、実際の夏至祭を訪れる人へのアドバイスをまとめておきます！
映画『ミッドサマー』を観る際のポイント
『ミッドサマー』は、ビジュアルもストーリーもインパクトのあるホラー映画。
でも、「これがスウェーデンの夏至祭だ！」と思うのは大間違いです。
監督のアリ・アスターが、北欧神話や民間伝承をアレンジして作った完全なフィクションなので、実際のスウェーデンとは無関係なんですよ。
もし映画を観るなら、「これはアート作品なんだな〜」くらいの感覚で楽しむのがおすすめです！
スウェーデンの夏至祭を訪れる人へのアドバイス
現実の夏至祭は、映画とは違い、とても温かい雰囲気のお祭り。
スウェーデンの伝統的な食事や音楽、ダンスを楽しみながら、現地の文化を肌で感じてみてください！
ただし、スウェーデンはキャッシュレス社会なので、買い物や食事の支払いはカードやスマホ決済を使うのが便利ですよ。
スウェーデンでの支払い方法について、もっと詳しく知りたい方はこちら！
真のスウェーデン文化を理解して楽しもう
映画の影響で「スウェーデンの祭りって怖いの？」と思っていた人もいるかもしれませんが、実際の文化はとても穏やかで楽しいものです。
花冠を作ったり、メイポールを囲んで踊ったり、美味しい料理を食べたり。
そんなスウェーデンの夏至祭を、ぜひ現地で体験してみてくださいね！
夏至祭に参加するなら、スウェーデンの夏の気候や服装もチェックしておきましょう！
6〜8月の気温や日照時間についてはこちら。
